2024年4月26日金曜日

ゴールデンウィークの中劇は音楽映画祭?それともおしゃれシアター?

こんにちは。
すっかり暖かくなり・・・というかもうすっかり桜も散り、
街も公園も綺麗な緑色に包まれ、上着もいらないくらいの気持ちのいい季節になりました。
なんてのんびりしたこと言ってる場合じゃありません。
朝、ニュースを見てたらどうやら明日からゴールデンウィークということで。
またしても、世間の一般ピープルとは感覚がズレてることを自覚した4月末。
・・・・・だって私、全然ゴールデンなウィークじゃないんだもん( ゚Д゚)!!
などとすねてる場合でもございません。
休みじゃないなら当然、仕事です。
なんなら稼ぎ時。
いや、〝ゴールデンウィーク”なんて言葉が生まれたのは映画業界からだったにもかかわらず、
いまやゴールデンウィークといえば「どこ行く?」「どこ行った?」なんかの旅行自慢ばかりで、なんなのあれ!?
ほんと面白くないですよね!!!(どうしたどうした)
戦後すぐのころに映画業界から発生した言葉ゴールデンウィーク
映画館が5月の連休に、年末年始やお盆シーズンよりもお客さんが入ったことによってできた言葉です。
そりゃあね、一般家庭にテレビなどまだまだ普及していない映画黄金時代の話です。
いや、〝映画館”黄金時代と言ったほうがいいのかも。
映画の興行収入も動員数もどんどん減ってきている昨今。
今や家のテレビやパソコン、スマホでも映画もドラマも楽しめる時代です。
しかも『ゴールデンウィークは旅行が当たり前』みたいな風潮ね。
良くない!!良くないよ!!
行けない人だっているからね!絶対!!
その、みんなが向かうレジャー地で働く人たちが支えてるんだからね!!
正直、映画館にも昔ほどお客さんも入っているわけではないけど、
この業界に入ってからの〇十年、ゴールデンウィークなんて、ほぼ仕事。
どこか行けたとしても車で近場。
の私たち。
・・・あ、でも去年は推しのライブがあったので仙台に一泊したんだった♪
ああ、夢のようなゴールデンウィークだった・・・・( *´艸`)
などと思い出に浸っている場合でもありませんでした。
そんなこんなで2024年のゴールデンウィークです。
なんだかんだで、結局のところ激混み!!なんてことにはなりませんが、
帰省客や観光客もいたりしてそこそこ、ぼちぼち、パタパタとはする(つもりの)中劇です。
天気にも左右されない、だいたいの予算のメドも立つ、
そしてみんなで楽しめる、優良コンテンツである映画館での一日も、
ゴールデンウィークの選択肢の仲間に入れてくださいね!

☆中劇のご案内☆
席は全席指定、オンラインでも購入可能。
駐車場は金田一、MOSSビル、リリオ。駐車券をお持ちください。
フロアにはドリンクの自動販売機と、コスパが良いと評判のポップコーンがあります。
外からの持ち込みも可。
学生の方は学生証の提示をお願いします。
公式サイトにお得なクーポンも載ってるのでぜひ使ってくださいね。

とりあえず今のところ「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」
(C) 2024 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

「ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦」
(C) 2024「ハイキュー!!」製作委員会 (C) 古舘春一/集英社

「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション前章」
(C) 浅野いにお/小学館/DeDeDeDe Committee

「ドラえもん のび太の地球交響楽」
(C) 藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2024

と、「なんだーアニメばっかりかよ!」と気を抜いていたかもしれませんが、
そこへきての「ティファニーで朝食を」
© by Paramount Pictures Corporation and Jurow Shepard Productions
これだけはお忘れなく。
ちょうどぴったりゴールデンウィーク期間の上映(4月26日~5月9日)なので、
帰省したお子さんお孫さんと一緒に、
ご両親やおじいちゃんおばあちゃんを誘って、
映画好きのお友達といっしょに、
映画館でオードリー・ヘプバーンを堪能してください。

そしてさらに
4月26日~5月2日上映
「14歳の栞」
(C) CHOCOLATE Inc.
去年に続き今年も春に上映、究極のドキュメンタリー。
配信も円盤化もしません。
この同じスタッフによるこの秋公開の新作も、配信も円盤化も無理そうな密着系ドキュメンタリー(児童養護施設に密着)だそうで、そちらも興味深いですね。
とりあえず、いつまで劇場で観られるかわからないこちらの「14歳の栞」から観ておきましょう。
誰でも必ず心のどこかに何かが残る作品です。
公式サイト14歳の栞 (14-shiori.com)

5月3日からは「STOP MAKING SENSE」
(C) 1984 TALKING HEADS FILMS. ALL RIGHTS RESERVED

5月10日から「アメリカン・ユートピア」
(C) 2020 PM AU FILM, LLC AND RIVER ROAD ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESERVED
と、またまた「勝手に音楽映画祭」、あるいはついこないだまでの南部さんのような「ここは渋谷か!?」レベルのオシャレ映画館状態。
このあたりは前回も語ったので省略しますが。
え、南部さん?
いや、今もいいのばっかりやってますよ!もちろん!
ただね、やはり、先月の「リュック・ベッソン×アキ・カウリスマキ×ヴィム・ヴェンダース 新作全部観れます月間」は無敵でしたよね。
そんなことってある!?あれには勝てない。
でも。
5月の中劇も負けてません。
「STOP MAKING SENSE」からの
「アメリカン・ユートピア」からの
ヴィム・ヴェンダース特集!!
おしゃれすぎんか!?
やば。
要チェック。
5月10日~23日
「パリ、テキサス」
© Wim Wenders Stiftung - Argos Films 2014

5月24日~6月6日
「ベルリン・天使の詩」
© Wim Wenders Stiftung - Argos Films 2017
ねえ、まって!
中劇、超おしゃれなんですけど!!
もうここ、渋谷じゃん!!!
昔の渋谷の狭い路地のシネマライズとパルコが向かいあってて超おしゃれな映画のポスターが貼ってあったあたりみたいな感じじゃん!
南部さんとうちとで「映画館通りオシャレシアター計画」やろうよ!
とか言ってふざけてる場合でもありませんでした。
まだまだ若い世代には知られていない、あるいはどんなイメージなのかわかりませんがとにかく人気の無い中劇
いまだに、イマドキのおしゃれ系映画やライブビューイングの上映が決まるとX(旧ツイッター)に
「げー、中劇かぁ~」とか「なんで中劇なのー」とか呟かれたりするんですよね(-_-;)
そんなこと言うなよ!!傷つくじゃんか!!
・・・・てかさあ!なんで中劇だと嫌なわけ( ゚Д゚)!!??
SNS苦手な昭和世代は、そういうのいちいち気になっちゃうんですよね。。。
中劇、そこそこ綺麗だし、椅子も悪くないし、だいぶイイ感じの映画たくさんやれるようになってきたんですけどね。
それでもまだまだ若い人はこちら側に来る気にはなってくれていないようです。
・・・がんばります。。。

常に作品がぎゅうぎゅう詰め、このゴールデンウィークも早朝からレイトまでフルスロットルの中劇です。
それでもまだ解禁できない作品がたくさん・・・というか、「え、ほんとにやれるの?てかいつやれるの?」と、スタッフがみな心の中でツッコんでいるけど怖くて言えない、みたいな綱渡り状態の作品がたくさんあるので、お楽しみにというか、急に入るかもしれないので
気を付けていてくださいねとしか言えない。。。
中劇公式サイト近日公開コーナーにいきなり来週から上映!とか入ってることもあるかもしれないので、みなさん、こまめにチェックしていてくださいね。
「早く言ってよーーー!!」と言われても、
「・・・・スンマセン(/_;)」としか言えないのが苦しいですが。
それはまさに私も今週ありまして。
南部興行さん「コット、始まりの夏」が始まっているのに気付かず見逃した・・・・(゚Д゚;)
言ってよぉぉぉぉ!!
気付いたときにはもうあと数日で終了、しかも夕方一回(仕事は終わってない時間)。
教えてよぉぉ!!!
観たかったんだよぉぉぉ!!
と騒いだところですでに後の祭り。
いや、私ですよ悪いのは。
南部さんの『究極のオシャ映画月間』が終わり、ちょっと気を抜いていたのは確か。
そして歴代元カレに会うのを優先させていた(毎週「インディ・ジョーンズ」を観ていた、という意味)のも事実。
仕方ないですね。。。
とまあ、私もこんな状態なので、みなさんもついうっかり見逃しちゃうこともありますよね。
とにかくちょくちょく公式サイトを覗きましょうね。
(↑毎回言ってる、そして自分に言ってる)
新緑の季節、心も体も健康にお過ごしくださいね!!


★中劇公式サイト  http://www.chugeki.jp/



2024年4月6日土曜日

気が付いたら4月でした。

こんにちは。
いつの間にか、日差しは柔らかく風もあたたかくなっていました。
・・・・・・え!?4月!?
本当に、この仕事をしていると常に翌月・翌々月の話、あるいは次に上映する映画のことばかり考えているので、季節感も世間の当たり前もピンとこなくてときどき慌てます。
先日も、映画館通りのピーターパン仲間(某映画館スタッフ)のTさんと飲みに行き(私の娘でもおかしくない年齢の映画ヲタクも一緒でしたが)、
「なんか今日はどこの店も混んでると思ったら、歓送迎会ピークだったらしい」
「そうなんだ!気づかなかった・・・!!!」
「ねーーー!!」
という具合。
歓送迎会も、忘新年会も、がっちり自分らの繁忙期にあたるため、季節ごとのイベントなどほとんどやったことがない私たち。
そしてあまり入れ替わりのない小さな世界、
誰かが辞めるときの送別会や、コロナ前は繁忙期が落ち着いたころのお疲れ様会くらいはやってましたけどね。
だからどこも混んでるのかー・・そうかーーーー・・・なるほどーーーーー。
などと言ってる場合ではありませんでした。
3月、ブログの更新が1回だけになっていましたね。
いや、早朝興行続きの月末はキツイ( ゚Д゚;)!!!
これでも一応、昼間はカタギの(?)、普通の(?)、映画館スタッフの雑用担当の人なんです。
月末はそれなりにバタつきます。
そこへきての早朝興行。
ゆえに毎日、寝落ち!!
お風呂上りにスマホを触りながら、録画を見ながら、推し活をしながら、
気が付くと深夜、リビングで伸びてます。。。
だいぶ暖かくなったので、暖房をつけてないのが唯一の救い。
電気代も大変ですからね。
寝落ちする自信があるので暖房はあらかじめ消しておくという、気の利く私です(?)。
春休みが終わる今週、やっと出勤が少し遅くてよくなるのでホッとしているところ。
「朝、起きれなかったらどうしよう!(寝落ちして起きたの2時、そこからまた寝るので)」
「遅刻したら大変!(人数ギリギリなので遅刻厳禁)」
というプレッシャーから、束の間の解放。
とはいえすぐにコナンが始まるのでまた早朝出勤になるので、
今のうちに一回ブログ更新しとかないと!!
ってことで頑張ってコーヒー飲みながら書いてます。
BGMは、中劇で再々再々(!!)上映が決まった「アメリカン・ユートピア」
サブスクでも聴けるんですけど、昭和のヲタクなのでどうしてもCDが欲しい私でした。
根強い人気、映画館で観る醍醐味、そしてこちらも上映が決まった「ストップ・メイキング・センス」との組み合わせでどうしても再上映したかった「アメリカン・ユートピア」
わりと「復活上映」「再上映」をやりがちな中劇でもさすがにこれ以上はないよねと思っていたけど、再々再々上映!!
5月10日公開
「アメリカン・ユートピア」
(C) 2020 PM AU FILM, LLC AND RIVER ROAD ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESERVED
個人的にも大好きなので、再上映のたびにブログ書いてました。
https://moriokachugeki.blogspot.com/2021/06/blog-post.html
https://moriokachugeki.blogspot.com/2021/09/blog-post_19.html
またやるの!?と言いつつもやっぱり、喜んでくださる方がたくさん!!
「何回やるねん!!」「ほかに無いんか!!」
などと言う方はまずいません。
だよね~!
この映画はほんとに、絶対、何がなんでも、映画館で観なくちゃいけないやつですよね!
アクション映画ももちろん映画館ですけど、それよりもっと、これこそ映画館です。
家だと半減どころか全く良さが活かされないかもしれないくらい、映画館で観るべき映画。
まだ観てない、観る気なかった、あるいは家で観たけどあんまりだった、の方も、
絶対に映画館で観てください。
(C) 2020 PM AU FILM, LLC AND RIVER ROAD ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESERVED
おそろいのグレーのスーツを着た裸足の集団が歌ったり踊ったりマーチングしたりするだけの映画ではあるんですが、
それがまたなぜか心地よくて楽しくて目が離せない。
高揚感?満足感?とにかく観たあと心は晴れやかに澄みわたり、
あぁ、なんか生きててよかった・・・・なんてシンプルに思える作品です。
私は劇場で3回しか観てないのでまだまだ白帯。
猛者になると「あれ?昨日も来てませんでした?」
「え、この映画だけでポイントいっぱいになるのでは?」
の方も少なくない。
今回もまた、その猛者たちにお会いできるの楽しみにしています。
「昨日もいましたよね!?」と、容赦なくツッコミます(もちろんポジティブなツッコミです!)のでよろしくおねがいしますね♪


その前に、一足お先に公開のこちらもお忘れなく。
5月3日公開
「STOP MAKING SENSE」
(C) 1984 TALKING HEADS FILMS. ALL RIGHTS RESERVED
「アメリカン・ユートピア」から遡ること約40年前(!?)!!
1983年12月に行われた、デヴィッド・バーン率いるトーキング・ヘッズの伝説のライブです。
実は私、約30年前に観てるんですよね、音楽映画企画みたいなやつで劇場で。
そのころ、映画館業界に入りたてでまだまだ映画ヲタクの修行中の身だった私は、
一応、根は真面目なほうなので仕事を教えてくれた先輩たちの「とにかく好き嫌い無しになんでも観な!それが第一歩だしそれが勉強だから!」というアドバイスに素直に従い、
週に3~4本、元気な日は一日に3~4本観るのも当たり前なんて日々を過ごしていました。
音楽はJ-POP以外あまり聴いてなくて、トーキング・ヘッズも知らなかった小娘でした。
この映画も、なんかブカブカのスーツを着たひょろひょろの男の人がステージをゆらゆらと彷徨いながら歌ったり踊ったりしていたことだけ覚えています。
あのブカブカのスーツが能楽からインスピレーションを得たものだったなんて知らなかったし、
その後1992年から人知れず眠っていたネガを執念で探し出して何十年も後にその時代最先端の映画製作会社であるA24によって完全リマスターされてまた世に出ることなんて当時は考えもしなかった。
コアな映画マニアとトーキング・ヘッズのファンだけが観るようなヲタク映画だと思ってましたよ。
でも今あらためて、こうして写真で見るだけでもおしゃれすぎ!
このカッコ良さって、なんなんでしょうね!?
デヴィッド・バーン、このころも40年後の今も超絶最先端でカッコいいとか何事!?
(C) 1984 TALKING HEADS FILMS. ALL RIGHTS RESERVED
監督もジョナサン・デミですけどね。
それもビックリ。
「羊たちの沈黙」「フィラデルフィア」の監督ですからね。
え!?ジョナサン・デミ!?
あの、怖すぎて面白すぎた「羊たちの沈黙」ジョナサン・デミ!?
その人が、一世を風靡した「羊たちの沈黙」を撮るずっと前にこの音楽ドキュメンタリー映画を撮っていたって?
・・・ちょっと意味わかんないですね。
そういえば、「アメリカン・ユートピア」だって監督はスパイク・リーですもんね。
どうもデヴィッド・バーンという人は、アーティスティックな職人肌の個性派映画監督たちに『撮りたい』と思わせる不思議な魅力のある方なんでしょうね。
たしかに、「アメリカン・ユートピア」のラストのメイキング部分を見ただけでも、
ユーモアあふれるチャーミングでダンディな紳士でしたしね。
まあそんなことも頭に入れつつ、小娘だったあの頃から30年後の今、
「アメリカン・ユートピア」を履修してドハマりした私が観たらどうなんでしょうか?
楽しみですねぇ(´ー`)
バンド結成50周年、映画公開から40周年。
ぜひ、「アメリカン・ユートピア」と続けて映画館で堪能したい音楽作品です。


さてさてもう一本、再上映決定のこちら。
4月26日から1週間限定再上映
「14歳の栞」
(C) CHOCOLATE Inc.
中劇でも去年の今ごろ上映しました。
桜の季節になると全国で再上映される風物詩みたいになりつつあります。
こちら、実在の中学校の実際の中学生に密着したガチのドキュメンタリー。
公開からじわじわと口コミで広がり、動員もどんどん増えていき、
何年もたった現在でも超ロングラン上映が続く映画です。
これ、ほんとの中学2年のクラスに密着したものなので、
円盤化も配信の予定も無い!!と配給会社が言い切っているので、
映画館で観るしかありません。
その映画に出ている一般人の方たちのうちの一人でも「もうダメ。上映もやめて!」と言ったらそこで終了!!もう二度と観られません!!のやつです。
常にギリギリで綱渡り。
中学の頃の自分なんて、ダサくてしょっぱくてしんどくて恥ずかしいしかない私ですが、
そんな私の中学時代とは何十年も違うのにこの映画の中の生徒たちもやっぱり、
絶妙にダサくてめちゃくちゃしんどそうで胸がぎゅうっとなります。
明るくハッピーな前向き映画ではないですが、
どうしようもないほどの共感と、なんともいえないせつなさと、
とてつもないノスタルジーと、悶え転がってしまいそうなくらいのカタルシスが、
主題歌:クリープハイプ「栞」に包まれながら見事なまでの満開の桜をバックに体じゅうに広がっていく映画です。
あとからアマプラで~とか、u-nextにあるかな~とか、
そういうのは絶対にできない(映画館で観るべき、とかじゃなくて物理的に不可能な)映画なので、
まさかの盛岡での再上映、お見逃しなく。
公式サイトhttps://14-shiori.com/


さてさて、4月に入っていよいよ「午前十時の映画祭14」も始まった中劇です。
『インディ・ジョーンズ』シリーズ、始まりましたよ!
それについては前回、さんざん語ったので置いといて。
『ハイキュー!!』『ドラえもん』『デデデデ』も入場者特典配布中で絶賛上映中!
『デッドデッドデーモンズ デデデデデストラクション 前章』
も、面白いですよ~!!
(C) 浅野いにお/小学館/DeDeDeDe Committee
浅野いにおの漫画は読んだ事あるんですけど、これはなかった!
個人的には「シンプルな筆致でありながらリアルで個性的な画風で、
現代の等身大の(じゃっかん拗らせ気味の)若者の姿をリアルに描き出すイマドキの漫画家」というイメージ。
でもこの作品は、主人公こそ普通の女子高生たちながら最初から街の上空に宇宙から来た母艦が浮かぶ『ドSF』!!
学校、家、街なか・・・そこで繰り広げられるJK(女子高生)の日常も会話もごくごくありふれたものだけど、じわりじわりと非日常が迫ってくる感じが怖い。
圧倒的リアルで美しいタッチで描かれるかわいらしいキュートなキャラクターと、
母艦襲来という恐怖と人類滅亡へのカウントダウンという絶望のなかノンストップで走り出す奇想天外な青春ストーリー。
本来なら4月に後章公開の予定でしたが、諸事情により後章は5月24日公開に延期。
まあ、まだ観てないって方も余裕で間に合うので良かったですね(?)
客層としては、もともと好きって方たちが観に来ている感じですが、
前知識無しの方でも絶対に楽しめる!
というか漫画もアニメもそれほど興味ないんだよねって方も、
何も情報を入れずに飛び込んでもらいたい独自の世界!!
突然、宇宙からの侵略者と対峙する系のSF作品って、実写でもアニメでも「ついていけない!」「入りこめない!」って人もいますけど、これは大丈夫。
主人公が、ほんとに普通の女子高生。
ダルい学校生活に、友達との他愛ないおしゃべり、
片思い、それから微妙に問題有りな家族関係・・・。
私にも覚えのある、難しいお年頃の平凡な女の子たちなので、
気が付くとすっかりデデデデワールドのなかに入っちゃってました。
後章ではいよいよ原作者描き下ろしによる驚愕のラストへと突き進む。
もともと子供向けじゃない漫画を描きたくて漫画家になった原作者・浅野いにおの世界そのままに(連載も青年漫画誌「ビッグコミックスピリッツ」)、
ピリッどころかガリッとスパイスの効いた、辛口で壮大な、大人のアニメ。
(C) 浅野いにお/小学館/DeDeDeDe Committee
後章を観るかどうかはとりあえずあとで決めることにして、
なんとなくこのポスターや予告やタイトルなんかに興味を惹かれた方は迷わず観て正解。
主人公の女子高生二人の声を担当したのが、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのマルチな活躍を見せる〝あの”と、飛ぶ鳥を落としまくってもう落とす鳥もいないくらい大人気のYOASOBIボーカル〝幾田りら”ってことだとか、
前章・後章ともにこの二人が主題歌を担当していることとか(前章の主題歌は〝あの”が作詞、後章の作詞・作曲は〝幾田りら”)、
そんなのはもう当たり前にマッチしちゃってて、ただただこの作品のなかに没頭する映画時間でした。
浅野いにお作品初のアニメ化、〝くそヤバい”映画体験をぜひ!!
公式サイトhttps://dededede.jp/


というわけでね。
またしても長々と書いてしまいましたがどうでしょう?
長すぎて、また友人は読むのを2日に分けたかもしれませんが。
・・・え?上映中の「瞳をとじて」について書かないのかと?
© 2023 La Mirada del Adiós A.I.E, Tandem Films S.L., Nautilus Films S.L., Pecado Films S.L., Pampa Films S.A.
・・・そうなんですよね・・・観ました。観たんですけど。
えっとー・・・なんというかー・・・
包み隠さずに申し上げますと・・・・
・・・・・寝ちゃったんです(-_-;)
しかもリベンジしたのに2回連続。
少なくとも映画ヲタクを自称している私としては慙愧に耐えない!
まさに忸怩たる思い!
ていうか、誠に遺憾!!(うるさい)
なんなんだ、私は!?
何をやっているのだ!この馬鹿者がっ!!
と、自分を殴ろうとしたところ思い出したのが、
「そういえば私、ビクトル・エリセ監督の30年前の前作『マルメロの陽光』も寝たんだった・・・( ゚Д゚)!!」
当時、元気いっぱいのフレッシャーズだった私はバリバリの仕事帰りにルミエールさんに飛び込み、開始10分で熟睡、気が付いたらエンドクレジット
あまりのショックに、「いや、仕事終わりだから疲れてたんだよね。そうだよ、そうに違いない」と次の休みの日にまたルミエールさんに向かいリベンジ。
のはずが、またしても同じところから熟睡。
・・・・・・・。
休みなのに・・・・!?
だめだ、こりゃ!
ビクトル・エリセ監督は寡作で有名。
次の長編はまた30年後かしら?
何かが私とビクトルの邪魔をしている!!!(してません)
誰だ、私に睡眠薬を飲ませたのは!?(人聞きの悪い)
もうあれですね、私はビクトル・エリセとは道が交錯することはないのか(/_;)
ごめんね、ビクトル。あなたとは出会えない運命なのかも。
と言ったら当劇場スタッフから
「いや、逆に相性良いのでは?波長が合うとか??」
という、フォローなのかツッコミなのかわからないけど衝撃のコメント。
なんていうかー・・・心地よい癒しの時間?
お疲れのあなたにひとときのヒーリング効果?
とまあそんなわけで、とにかくそんなヤツにはこの偉大なる巨匠の30年ぶりの新作映画について語る資格は無い!!
ということで、コメントを控えさせていただきます(-_-;)
いや、3回目、ちゃんと観ました。全部。最後まで。
良かったですよ。ほんとに。
スペインも大好きだし、スペイン映画も大好きだし、
「ミツバチのささやき」も好きなんですよ!
最初からどっぷりと首まで監督の世界の中に引きずり込まれる世界観とか、
一歩引いた感じの視点とは裏腹にじっくりと濃密に描き出される人物関係とか。
心癒されるどこか懐かしいパステルカラーの色味とか。
後ろに流れる心地よい劇伴の音とか。
・・・・嫌いじゃないんですよ、ほんとに。
でもさ、正直なんですよ私。
だから、どうしても、2回も寝てしまったくせにしたり顔でその映画について語るなんていう映画に対する背徳行為を平常心ではできそうにないわけですよ。
私ってほんと、ビジネス向いてませんねぇ・・・。
そんなわけで、こんな私に言えるのは、
「ミツバチのささやき」のあのかわいらしい女の子が、あのころの純粋無垢なイメージそのままに、とても上品で知的なマダムになられていたってことくらい。
素敵ですねぇ・・・。
もうなんか、生まれつき違うんだろうな、いろいろね。
・・・・・ビクトル・エリセ監督、次の映画は、絶対寝ません!!

そんなこんなでドタバタの新年度ですが、
いよいよ本格的に春なので、外に出るのもツラくない良い季節です。
たくさん映画、観ましょうねーーー!!!
実はまだまだ交渉中、検討中の作品が山積みの中劇です。
素敵な映画をたくさん届けられるようがんばりますので、
みなさんも急なシークレット上映にも柔軟に対応できるよう常日頃の「中劇公式サイト近日公開コーナー」のチェックと充分な睡眠、そして一日何本でも映画が観られるように体力作りを怠らないでくださいね!
見逃すのは自己責任ですからね!(自分に言ってる)



★中劇公式サイト  http://www.chugeki.jp/



2024年3月19日火曜日

春ですね。『午前十時の映画祭14』上映作品決定♪

こんにちは。
寒い・・・・・。
2月、春休みみたいにぽかぽかと暖かい日が続いたりしたせいで、このところの冷え込みが余計厳しく感じます。
今日なんかもう、雪・・・?
こんなところがやっぱり、盛岡。。。ですね。
それでも昼間ほんのりと暖かい時間もあったり、街なかには学生が増えたり、
春っぽい雰囲気も出てきた盛岡です。
そうですよね、そうやってちょっとずつ春になっていくんですよね。
そんな一気に春になるわけがなかった・・・・。
そしてその時期、毎年気になるこの話題。
『午前十時の映画祭』
今年で14年目の『午前十時の映画祭』
〝シリーズ13”の最終作品「愛と哀しみのボレロ」が3月28日に終了し、
1週間空いて4月5日から〝シリーズ14”がスタートします。
そしてその空白の1週間の隙に「それっ!」とばかりに皆さまお待ちかねの『瞳をとじて』を突っ込んだこと、
常連の映画ヲタクのみなさまならだいたい想像がついたと思いますが。
3月29日公開『瞳をとじて』
© 2023 La Mirada del Adiós A.I.E, Tandem Films S.L., Nautilus Films S.L., Pecado Films S.L., Pampa Films S.A.
思ったよりも早めにやれてよかったなと(;'∀')
新年度でバタバタかもしれませんが、みなさま、お見逃しのないように!
まあ息つく暇もなく(容赦なく)『午前十時の映画祭』は4月5日からシリーズ14がスタート。
みんな大好きハリウッドを代表する大大大ヒットアクションアドベンチャー映画といえばの『インディ・ジョーンズ』シリーズで走り出しますけどね。
スタートダッシュですね。
欲を言えば、こういうのは本当は夏休みにやってほしいんですけどね!
なぜなら子供たちも楽しめる映画だから。
ちょうど新学期がスタートするっていう4月あたまから上映しちゃうなんてもったいない!
平日でも子供たちが来れる夏休みなら、もっと入るよ!!ねえ!!
「ターミネーター」「マトリックス」シリーズを夏休みにやったのはよかったよ!
でも去年の「ジュラシック・パーク」シリーズと今回の「インディ・ジョーンズ」シリーズはさあ!
4月あたまじゃ子供たち来れないじゃん(/_;)!!
去年の「ジュラシック~」には、恐竜大好きの小さな男の子が来てくれましたけどね、
そういう子が、夏休みとかだともっと来れるじゃん!
・・・・・と、声にならない声を挙げています。毎年。
とはいえそんなふうに、発表されたラインナップにやいのやいの言うのも楽しかったりするこの時期です。
まあ、いいでしょう。
私の大好きな「インディ・ジョーンズ」シリーズからスタートですからね。
興行側としては、子供たちにも来てほしかったなーというのはありつつも、
個人的に映画マニアからすると、
〝インディからなら、つかみはOK”的なね。→は?
〝悪くないじゃん(*´з`)”みたいなね。→何様?
とにかく、「インディ・ジョーンズ」シリーズをはじめとした1980年代のハリウッド映画黄金期の作品たちは、間違いなく世界中に私のような映画ヲタクを爆誕させまくった要因です。
世界中のクリーエーターやら映画ヲタクたちが、いまだにあのころのハリウッド映画の亡霊を引きずり追いかけていますからね。
正直、今も私は、映画はあの頃のハリウッド映画に勝てるものはないと思ってます。
今は技術も大幅に進化して映像も格段に綺麗になって、あのころできてて今できないことはたぶん何一つ無いし面白いものはたくさんあるしこれからも確実にどんどん進化していくんですけど、
映画業界全体のパワーというか、映画というコンテンツがあのころほど一つにまとまって世界中を夢中にさせてたのはほとんど奇跡だしそれの中心にあったのは間違いなくあの時代の才能もお金も技術もすべてが集まってたハリウッドだったから。
結局、なんだかんだいって1980年代なんですよ。(自己中発言)
みんな、自分の多感だった時期が一番に決まってるし誰だって青春時代を思えばノスタルジーに駆られるに決まってますけどね。
それでもあえて言わせてもらいます。
映画の黄金時代は間違いなく1980年代だー!!!!
(異論は認めます)
・・・・・さて、話を戻しますか。
黄金時代のハリウッド映画。
ここでも何回もこすり倒してるエピソードですが、
私が初めて映画館で観た洋画は「E.T.」
連れて行ってくれた父親はソッコー爆睡でしたけど、私と弟は夢中でした。
生まれて初めての外国の映画が刺激的だったのはもちろんですが、
そのスケールの大きさと奇想天外なストーリーに衝撃を受けたんですよね。
それまでは私自身もまだ小学校低学年とかなので「東映マンガ祭り」「ドラえもん」が同日公開で迷ったりとか、それプラス弟がジャッキー・チェンがいいと言い出してケンカになったりとかそんなレベルだったんですが、
そこへきてのちょうどハリウッド映画もものすごい勢いの上り調子。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「ゴーストバスターズ」
「グーニーズ」「E.T.」「グレムリン」・・・
子どもから大人までみんなが楽しめる超エンタメ映画が次から次へと公開されるようになり、映画業界全体も大盛り上がり。
私の体感でも、映画館はいつも面白いものをやっていて常に混んでいる印象でした。
ものすごい才能と潤沢な資金がみんなハリウッドに集まり、
まだインターネットもスマホもサブスクも無かった良き時代(?)。
アジアの片隅の私のような小学生までもが、
ゴールデンウィークも、夏休みも、冬休みも、春休みも、ハリウッドの新作を心待ちにしていた頃です。
待ちに待った新作は当たり前に映画館で観たし、テレビでもやってれば絶対観てたし、
どれももう何回観たか数えきれません。
あの頃のことを思い出しただけでワクワクします。
そしてここからが本題です。(前置きが長すぎ)
「インディ・ジョーンズ」ですよ。
相変わらず前置きが長いですけど、珍しく気分がノってきたのでお許しください。
大好きで大好きで何度観たかわからない「インディ・ジョーンズ」シリーズ。
4月5日~11日上映
第一作の「レイダース 失われたアーク」は1981年公開、
TM & © Copyright Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
4月12日~18日上映
第二作の「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」は1984年公開。
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実は私は、この2作は映画館で観たことは無いんです!
1982年公開の「E.T.」で洋画デビューした私でしたが、
それこそ当時は映画業界がマジでめちゃくちゃ盛り上がってた時代。
常に観たい映画(しかも大作)が大量にあったころ。
でも、まだ小学生だった私はさすがに観たいものを全部は観られなくて、「どれにしようかな~」と選ぶしかなかったんですよね。
それでも、共働きで放任主義、しかも家が映画館通りまで歩いて5分という奇跡の実家を持ち、大の映画好きの母親のおかげで自分のおこづかいとは別に映画はいくらでも観ていいという、もう映画ヲタクになるしかない環境だったので(実際は、土日も仕事だった両親が退屈がる娘をお金で捻じ伏せた)、
子供のわりには量を観れてはいたんでしょうが、
とはいえ普通の昭和の小学生だった私は、
友達とも遊びたい、宿題もある、テレビも見たい、そしてたくさん映画もあるなかで全部はさすがに無理(当時の映画館通りはほんとににぎわっていましたよ)!!
しかもそのころは日本映画香港映画(ほぼジャッキー)も面白かった!
季節ごとに角川映画も新作を発表していたし、アイドル映画だって全盛期でした。
・・・え?アイドル映画
大好きに決まってるじゃないですか!!
そこは全くブレない私です。
マッチのやつも、シブがき隊のやつも、吉川晃司風見慎吾のだって観ましたよ!
菊池桃子チェッカーズも大好きで何回も松竹に通ったし!
・・・あ、また話がそれましたね。
そう、角川映画。
あの年、1984年の夏休み。
忘れません、テレビで何度も見た「インディ・ジョーンズ」の続編(魔宮の伝説)は観たかったんですけどね。
仲のいい友達がどうしてもと言ってとりあえず薬師丸ひろ子「メイン・テーマ」を観たんですよ。
薬師丸ひろ子はかわいかったしね!
テレビで番宣してた野村宏伸もかっこよくて(?)。
原田知世「愛情物語」と二本立てだったしね。
(しかしあのころは日本映画も外国映画も「二本立て」「同時上映」がたくさんありましたよね。ほんと良い時代!!)
前の年の教育実習の先生に「原田知世に似てるね」と言われてから大好きになった原田知世の新作を観ないわけにはいかないし!(単純)
また別の日には弟が観たいと言った東映マンガ祭り(メインがキン肉マンだった)に弟と二人で行き(母に、お釣りはあげるから連れて行ってちょうだいと言われた)、
そのまた別の日にも弟とじゃんけんして負けたのでジャッキー・チェンの映画を観たら夏休み終わってました・・・・。
そう、何が言いたかったのかって、「魔宮の伝説を観たかったけど諸事情により観られなかったため映画館では観れてない」ことを言いたかっただけです。
だから私がこよなく愛する「インディ・ジョーンズ」シリーズを映画館で観たのは1989年公開の三作目「最後の聖戦」からなんです。
4月19日~25日上映
「最後の聖戦」
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なんといっても初恋の人リヴァー・フェニックスが出てたしね!
中2で出会って(?)「世の中に、こんなカッコイイ人が存在するなんて!!」と雷に打たれたようにショックを受けた『スタンド・バイ・ミー』からの、『インディ・ジョーンズ』シリーズ。
大好きな映画のシリーズに推しが出るなんて、もうマジで神。
しかも若かりしころのインディを演じるリヴァーが見られるとは!!
初日に行きましたよ、エンジン全開で張り切って。
中劇に。
早く着きすぎて、中劇(昔のね。)の奥の廊下のベンチで、友達と二人でずっと待ったのを覚えてます。
そしてその後、何度も一人で通いました。
中劇のおじさんに「また来たの?」と言われる程度には。
そんな、「インディ・ジョーンズ」シリーズです。
そのハンパなく思い入れのある映画を私はいよいよ、映画館で観られるわけです。
楽しみで仕方ない!!
1週ずつですが、なんとか全部スクリーンで観たい!
体調管理とスケジュール管理を徹底しなくては!
って、しょっぱなの「インディ・ジョーンズ」でここまで語ってしまいましたが、
大丈夫ですか?すでに飽きてないですか?
え、まだまだ書きますけど?
また友達に「長いっ(-"-)!!」と言われそうですが。
じゃあ前後編にしましょうか?
・・・・・それもイヤ?
ならしばらくお付き合いください。
だってさ、「インディ・ジョーンズ」シリーズのあとはすぐさまみんな大好きオードリーですよ?
しかもティファニー
やばくないですか?
4月26日~5月9日
「ティファニーで朝食を」
© by Paramount Pictures Corporation and Jurow Shepard Productions
マジで、みんな大好きですよね!
午前十時の映画祭でも何回も上映してますけど、まあ~毎回大好評。
毎回、たくさんのお客様がいらっしゃいます。
もちろん、私も大好き(´ー`)
何度観てもいいですよねえ~♪
オープニングからおしゃれすぎるし、スクリーンを眺めてるだけでため息が出るほどキュートでかわいいオードリー
安易にラブを進めていかないストーリーもまたこの時代を感じられて良き良き♡
今回も観ますよ~!
オードリーはやっぱりスクリーンで観ないとね!
映画の時代のスターは、映画館で観ないといけませんよ、やっぱりね。
で、スクリーンいっぱいに輝くオードリーを観たら、そのすぐあとはなんと、
今まさにホットなあの方の特集です。
ヴィム・ヴェンダース
映画好きを自称するなら必ず通る道、ヴェンダースジャームッシュ
その二人の黄金時代に多感な時期を過ごした私のような昭和の映画ヲタクは、
この二人の新作が公開になると聞くと自動的に「絶対に観ないといけない!」と脳に指令がいくので絶対に観るんですけどね。
特にヴェンダースといったらもう次から次と、もったいぶらずに新作を発表するのがほんとにすごい。
しかも、視点も撮り方も、そして題材もとにかく常に自由で新しい。
自分で脚本を書いためちゃくちゃカッコいい作品を発表したかと思えば、次は淡々とドキュメンタリーを、
で、じゃあとにかく自分で脚本を書きたい人なのかといえばそうでもなくてあっさりほかの人にまかせたり。
自分の興味のあることにまっすぐ向き合って突き詰め、不要なものは気にせず、
かといってがちがちに何かにこだわるわけでもなくひらひらと軽やかに好きなものを作り続ける、そんな印象です。
まさについ先日、授賞式が終わった今年のアカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされていた「PERFECT DAYS」が話題ですが、そういえばこの作品にこないだ私も触れていました。
そう、めちゃくちゃよかったので、ついつい写真まで入れて語ってしまったんですよね。
それでなくても長かったのに。
いまだに聴いているヴェンダース作品のサントラ「リスボン物語」「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」ね。
落ち着く~癒される~!
毎回、どれをとっても新しくておしゃれな作品を出してくるのに、
わざとらしくないというかそこまで本人は狙ってないというか、
常に自然体のヴェンダース
じゃあもう存在がおしゃれってことよね。
まあ納得。
そんなヴィム・ヴェンダースが日本人俳優を使って日本で撮影した監督作品「PERFECT DAYS」は、まだフォーラムさんとルミエールさんで上映中。
からの、午前十時の映画祭で過去作品をスクリーンで観られるなんていうのはほんと奇跡というかご褒美です。
午前十時の映画祭登場のゴールデンウィーク明けまで「PERFECT DAYS」を上映しているかどうかは微妙ですが(^_^;)
まだ観てないって方はぜひ、観ておいてください!
そしてすでに6月日本公開の作品の新作も公開が決まってる(盛岡ではまだ未定のようですが)、
ヴェンダースの若かりしころの作品2本を連続上映というのはなかなかおしゃれで嬉しいですね!
「パリ、テキサス」
© Wim Wenders Stiftung - Argos Films 2014
「ベルリン・天使の詩」
© Wim Wenders Stiftung - Argos Films 2017
私も、彼の作品を映画館で観たのは1994年の「リスボン物語」からで、
それ以前の作品はレンタルビデオ(!)やBSで放送したものを録画して見たりとかだったんですよね。
なので、今回「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」がスクリーンで観られるのはほんとにうれしい!!
今からソワソワしてしまいますね♪
それから、小津安二郎に真夏のマッド・マックスシリーズなんかもありながら、
何と言っても私の中での今回の目玉は〝私がこよなく愛する香港映画”特集なのでございました。
なんといっても「男たちの挽歌(8月30日~9月12日上映)
© 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.
これはほんとにおおげさじゃなくてアジアじゅうを熱狂させ香港映画を一躍アジアエンタメのトップランナーに押し上げた潮流〝香港ノワール”ブームのきっかけとなった作品。
亜州影帝(アジア映画界の帝王)といわれたチョウ・ユンファ(ユンファ様!!)の黄金時代、
今は亡きレスリー・チャンもまだまだ若造で溌溂とした輝きを見せ、
そしてプロデュースがツイ・ハーク、監督ジョン・ウーという奇跡のゴールデンコンビで世界中で大ヒット&一大ブームを巻き起こした作品です。
香港映画業界も中国返還前で盛り上がってたプチバブル状態だったこともあり、
続編も次々製作、もともとの香港映画の持ち味であるフットワークの軽さと製作期間も費用もコンパクトに抑えてポンポンと映画を作り続けるスタイルがハマりさまざまなヒットを飛ばし、
アジアを制してその後国際的な活躍を始めることになる香港映画のレジェンドたちが勢ぞろいした名作ですよ!!!(熱くて暑苦しくてスミマセン)
その後、世界中の映画クリエーターたちがこぞって真似をすることになる、
エンターテインメントかつクールでカッコいい戦闘シーンやお約束のあれこれ、
教会で一斉に飛び立つ白い鳩、
両手持ちのピストルを構えて睨み合う男たち、
舞うように踊るように続く銃撃シーン、
それからそれから・・・・暑苦しいのでやめておきます。。。
とにかくぜーんぶこの「男たちの挽歌」が元ネタですからね!
タランティーノも、ロバート・ロドリゲスも、ウォシャウスキー兄弟(じゃなかった姉妹だ)も、大好きと公言するほどリスペクト、自分の映画に取り入れているくらいなんですからね!
まあこの監督たちはそもそもが映画ヲタクなので当たり前っちゃ当たり前なんですが、
映画好きを自称するならやはりこれは絶対に観ないといけない。
大好きなウォン・カーウァイ「花様年華」もいいですね!(9月13日~26日上映)
「花様年華」
© 2000 BLOCK 2 PICTURES INC. © 2019 JET TONE CONTENTS INC.ALL RIGHTS RESERVED
憧れのマギー・チャンと、大好きなトニー・レオン
特にマギー姐さんは、パリに移住してからは女優としての仕事は休業しており、最近は全然姿を見れていなかったので、久しぶりにスクリーンで会えるのがほんとに楽しみ。
香港の女優さんたちはみんな個性的でチャーミングで大好きです。
もう今から8月が待ちきれません!
・・・で、それから~・・・・
って、まただいぶ長くなってしまいましたね(-_-;)
こんなに長くなる予定じゃなくて、さらさらと次々紹介して3月までの1年間の作品をたくさん載せるつもりが・・・載せるつもりが・・・・。
まだ半年ぶん。。。
でもまた友人から「長すぎ!2日に分けて読んだわ!!」とご指摘を受けることになりそうなので今日はこのへんにしておきますね。
後半はまたいつか。(またいつか?)
ほんとは、今週末公開の「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション前章」
©浅野いにお/小学館/DeDeDeDe Committee
も、一足お先に観たのでそれも書こうと思ってたんですけど(/_;)
どうにもこうにも無理でしたね。。。
欲張りは良くない。
ていうかそもそも立ち上がりが遅い。(ぐうたらすぎる)
休みの日にルミエールさんで2本続けて映画(ドッグマンと枯れ葉)観ようと思ってたけど急にアポ無しでランチ誘われてもつい行っちゃう。(意志弱すぎ)
じゃあランチ食べたら帰ってブログ書こうかなと思ったのにランチ終わってお店出たら16時(!?)。(ランチタイムとは)
すぐ寝落ちする。(飲んでなくても、疲れてなくても)
そしてやっと書き始めると長い。(それはしかたない)
・・・・の悪循環。
どこかで戻さなきゃ!
がんばります!!
あ、みなさんは私みたいに意志の弱さで流されたりちょっとずつ歯車が狂って映画を見逃したりしないようお気を付けくださいね。
南部興行のTさーーん!
今週こそ観に行くからねー!!
しかし、トラン・アン・ユン(ポトフ)と、
リュック・ベッソン(ドッグマン)と、
アキ・カウリスマキ(枯れ葉)と、
ヴィム・ヴェンダース(PERFECT DAYS)を、
今、一気に上映している南部興行さんてちょっとすごすぎませんか??
ほんと意味不明ですよね、ここは渋谷か!?
今はなきシネマライズのおしゃれ週間か!?
バグってるよね、どうしちゃったの!?(失礼)
中劇を置いていかないで!!(いや、負けてないよね!)
・・・つまり詰め込みすぎと言いたい。(観たいのよ!全部!)
少しバラけさしてくれよと言いたい。(一気に観れないから!)
・・・いや、行きますよ。(起きますよ)
ほんと、次の休みに行くからさ。。。
南部さんへ行きましょうね、みなさん!(え、もう全部観たって?)
中劇ももちろん、よろしくお願いします。
春休み、普段着で行けると評判の(!)、
ポップコーン大盛りでティーンから大好評の(ついに「山盛りすぎてこぼしそうだから減らして」と言われてしまったほどの大盛り)、
中劇でお待ちしております。



★中劇公式サイト  http://www.chugeki.jp/





2024年2月29日木曜日

ハイキュー!!大ヒット♪ヲタク集まれ!&ドラえもんとクジラもよろしくねの巻。

こんにちは。
いやぁ~・・・・・
「え、ここほんとに中劇!?混んでるけど??」
と、このところ常連さんから絶賛いじられている中劇です。
「ハイキュー!!」大ヒット中でございます。
(C) 2024「ハイキュー!!」製作委員会 (C) 古舘春一/集英社
ありがとうございます!!
原作者の方が岩手県出身だったんですね!(不勉強でスミマセン・・・)
というか、全国的に大ヒット中のようです。
とっくに連載は終わっていて、テレビアニメも放送は終わっているコンテンツなので、
ここまで根強い人気だったとは!
ほんとにオバチャン、もっと視野を広げないといけないなと反省。
数年前、バイトで来てくれていた大学生のMちゃんがみんなに「ハイキュー!!大好きなんです!めちゃくちゃ面白いですよ!!」と超おススメしていたのを今さら思い出しました。
あ、でも、混んでいるのは週末のみ。
安心してください、平日は・・・・・・・
いつもの中劇ですよ(´ー`)
観たいけど混んでるのはちょっと・・・・って方は、ぜひ平日に。
週末でも、遅い時間なら少し落ち着いているのでおすすめです。
「ハイキュー!!」はロビーでパネル展開もしているんですが、
たくさんの方が写真を撮っていかれます。

お客さんから「テーブルとかあれば写真撮りやすくていいのにね!」とアドバイスをいただいた我々、
超アナログでフットワークの軽さが身上の小さな映画館・中劇はすぐに『推し活フォトスポット』を設置。

それでヲタク心に火が着いてしまった私は、即、私物のヲタクグッズを用意し、
誰でも、気軽に、ヲタ活ができるように貸し出しを開始しました。
ふだん、自担アクスタぬいを持って歩き、写真を撮ったりなんかしているゴリゴリのヲタクの私ですけど、
さすがにどこからどう見てもオバチャンなので、一般の方もたくさんいるところで若い子たちのようにキャッキャと写真撮影するのはやはりちょっと恥ずかしかったり気がひけちゃったりするんですよね。
なので、「ここで撮っていいよ」「ここはヲタクが堂々と推し活していい場所だよ」と公式に掲示してある場所があるとホッとするんですよね。
個人的な意見ですけど。
なので。
ヲタクのみなさま、ぜひアクスタぬいを持参して記念写真を撮り、
そしてそれをSNSにあげて中劇の宣伝をしてください!!
中劇に推し活フォトスポットがあるよ!!とね。
この推し活フォトスポットを作るにあたり、
上司にこうこうこうでこうしたいと、
こういうものを設置してこういう場所にしたいと提案したとき、
上司はポカン・・・・と口をあけてこう言いました。
「ねえ、もう一回言って?自担って何?アクスタ?ぬい?何それ?」
そうか・・・・・一般の方にしてみれば、その単語すら未知のものだったわけですね?
それは失礼しました。
自担→自分の担当。推しのことです。
アクスタ→自担のアクリルスタンド。聖地や関連の場所などで写真を撮ったりします。
ぬい→自担のぬいぐるみ。公式グッズでよく出ています。これも普段連れて歩き、関連場所で写真を撮ったりします。呼び方は基本、〝ウチの子”
ほかにも、箱推し担降り多ステ・・・etcなどなどひたすらヲタ用語の説明をしましたが上司は終始ポカンでした。(たぶん覚えてない)
私:「つまり、ヲタクが、持参したグッズと一緒に自由に写真を撮るスペースが欲しいということなんですが。」
上司:「うん・・・・・わかった。なるほど。。。(キョトン)」
と快諾をもらい(?)めでたく推し活スポット設置となったわけなんですが。
ヲタクは引っ込み思案さんが多いのかな?
みんな、あんまり使ってない・・・・(*_*;)!?
私なら使うけどね!!
仙台サンプラザでライブの入場待ちをしているときに、友人と二人、アクスタぬいを掲げて写真撮ったしね!
自担が主演した映画を観に行ったときも、スタンディの前でアクスタ掲げて撮ったしね!一人で観に行ったから当然一人で撮りましたよ。
そんなときも、〝ヲタクたち、ここで写真撮りなよ。全然大丈夫だからさ♪”って書いてあると、一人でもやりやすいんだけどなぁ~・・・(´ー`)と思った。
っていう経験からの、推し活フォトスポット
あんまり使われていないようだと、「なんだ、みんな使わないじゃん!」ってなって撤去されちゃいますよ(/_;)
ヲタク、来てくれーーー!!!
中劇、現在はハイキューですがこのあと私の専門分野のイケメン映画やらなにやらいろいろ決まってきてるので、マジでヲタク集まれーーー!!!状態になります。
ぜひみなさん、自分のアクスタぬいを持参して活用してくださいね。
恥ずかしくないから大丈夫!
スタッフも皆、いろんな界隈のヲタクなので「わかる、わかるよ(´ー`)」と思ってますから安心してください。
推しは、推せるときに推せ。
これに限ります。
この年末年始、これを痛いほど実感した私はもう恥ずかしがりません。
経済回してるの、ヲタクですからね。
推し活、万歳!!
ヲタクよ、永遠なれ!!
イケメンたち、がんばれ!!(??)

さてさて今週末から始まるのはいよいよ春休みの定番ドラえもんです。
「ドラえもん のび太の地球交響楽」
(C) 藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2024
今年のテーマは〝音楽”
藤子・F・不二雄生誕90周年!!
ということでかなり気合の入った今年のドラえもん
音楽がエネルギーになる惑星の殿堂に招かれたドラえもんたちが、世界から音楽を消してしまう生命体に立ち向かう。
音楽がテーマなんて楽しそうですよね!
毎年注目の声優陣は、芳根京子石丸幹二吉川晃司かが屋と今年も豪華。
主題歌はなんとVaundy
ちょっと、マジでおしゃれすぎんか(゚Д゚)!!
そりゃあ毎回、主題歌も豪華ですけどね。
Vaundyときたか・・・・そうだよね・・・
紅白出てたしね。1億回再生とかなってたしね。
ていうか私も聴いてるしね。「瞳惚れ」が好きだなぁ。。。
なにしろ低学年の女の子がお母さんに「ねえ、Vaundyかけてよ」と言ってワイヤレスのイヤホンを耳に入れていましたからね。
その子は「え?あいつとはもう別れたし。違う子が好きになったんだってさ」とも話してました。
は?誰と別れた?てかそんな男、やめちまえ!もっといい男がいるよ絶対!
だって低学年じゃんね!!まだまだこれからじゃんね!!
とツッコみましたけど、その哀愁の横顔はダメ男に疲れた都会のOLあたりに見えましたもんね。
・・・なんかもう・・・時代です。
令和なんですね。
私一人、昭和に取り残されてる感覚。
イイヅカ前で待ち合わせ、第一書店の上の喫茶室でお茶を飲み、
映画館通りで映画を観て、佐々木電気に予約したレコードを取りに行き、
家に帰ったらそれをカセットテープにダビングしていた時代に戻りたい(?)
で?なんの話だっけ?
そう、ドラえもんね。
私も、今の中劇の場所がまだ〝盛岡東宝”だった時代にドラえもん観に来てましたよ。
すっごく混んでてね、どこから入ればいいのよ~!?みたいなくらいに入り口も混雑してました。
良き時代ですね。
そのころの入場者プレゼントは、紙で作る帽子だったりしてね。
すぐ脱げちゃったり破けちゃったりするんですけどね。
指定席なんてなかったから、前の回のエンドクレジットが流れ始めて帰り始める人の席を狙ってすかさず座ったりなんかしてね。
母と弟と並んでは座れなくて少し離れてしまったりして。
・・・・そんな時代。
で、だからなんの話?ドラえもん?の、入場者プレゼントの話ね!
そう、今年の入場者プレゼントは、小冊子「響く!まんがBOOK」
それも時代ですねぇ・・・。
入場者プレゼントがゲームのデータで、それ欲しさに大混雑だった時代を経て、
今はアニメ映画の入場者特典はオリジナル冊子なんかの紙ものが主流。
特典は先着なので、絶対欲しい場合は早めにが鉄則です。
え、混雑具合?
中劇の??
・・・・・・まあ、大丈夫とは思いますが、今年の「ドラえもん」はいつもより上映回数が少なめなので心配な方は念のため、中劇公式サイトの上映時間のところから現在の空席状況を覗いてみるとよいでしょう。
そしてちょっと混んできてるなあ~と思ったら、もう席取っちゃいましょう。
クレジットカード決済のみですが、席を取ってあれば時間までにご来場いただくだけでいいので楽ちん。
ただ、その際も受付には必ずお寄りくださいね!
駐車場のサービスポイントカード入場者特典もそのときのお渡しになりますのでお忘れなく。
スタッフおすすめはなるべく平日ですが、週末でも遅めの時間は比較的静かなのでご検討ください。
子ども映画は特に、午前中にお客さんが集中しがちなので、夕方~夜の回を選んでみては?
ドラえもんは、大人も子供も楽しめるテッパン映画。
家族みんなで観に来てください。
中劇の割引券、ちっちゃいジュースもらえるから忘れずにね。
ポップコーンはでっかくて山盛りでキャラメルでも300円だし。
ポイントカードも、家族全員分入るからすぐたまるし。
子育て世帯は国からいじめ受けてますからね、こんなに税金取られて控除も減ってて何が少子化対策だ!?少子化促進してんじゃねーか!!バカにしてんのかコノヤロー!!!状態なのでね。(どうした)
せめて中劇くらいは子育て世帯に優しくありたい。
団体観賞も大歓迎。子供会イベントにもよく使っていただいてますが、
アナログ感が売りの中劇なので、ポップコーン付きでのご予約も可能、
ミニジュースも付けてご用意しますので、遠慮なくお電話くださいね。


あ、やばい。3月1日からもう一本あったんだった。
「52ヘルツのクジラたち」
(C) 2024「52ヘルツのクジラたち」製作委員会
本屋大賞受賞の傑作小説が待望の実写化です。
もうねえ、これねえ、なんていうのかなあ・・・・
とにかく暗いんですよ!!
もうずっと暗い!!
しんどいんですよ。
観てるほうの心がぐしゃぐしゃになる。
私、原作読んでなくて、あえてあらすじもチェックしないままなんの情報もなく観たんですけどね。
ずっと暗くてしんどいんだけど、でも、それほど重くない。
それは、映像で紡ぐ映画だからこそなのかな、
静かで美しい海や緑、海辺の静かな街の風景なんかがすごく綺麗で落ち着くからもあるのかも。
キャストも絶妙!
傷つき、一人田舎に越してきた主人公に杉咲花
(C) 2024「52ヘルツのクジラたち」製作委員会
主人公がキラキラ女優じゃないのがまず良い。
ティーンのころからちょっと落ち着いたイメージの、不思議な魅力の女優さんでしたね。
今回も、ボロボロだったりボサボサだったりほとんどスッピンだったりするんですけど、
目の下のクマもそばかすも隠さず、まさにそのまんまで、闇を背負った主人公を演じています。ほんとにリアル。
きっと、私のそばにもこんな子いるんだろうな、っていう生々しさ。
しかもめちゃくちゃ暗いヒロインなのに究極の透明感。
降参です。
その主人公が出会う、体じゅうアザだらけで声を発しない暗い目をした少年がまた良い!
(C) 2024「52ヘルツのクジラたち」製作委員会
志尊淳もよかった!
(C) 2024「52ヘルツのクジラたち」製作委員会
もう、あのー・・・そのー・・・い、言えない!!
原作をご存じの方はいいんですけど、私のようになんの予備知識もなく観たい方には絶対言えない!!
いろいろ言いたいことはあるんですけど、とにかく映画を観てからじゃないと言いにくい!
映画のなかに入って、新鮮にストーリーを追ってほしい!!
別に、犯人は誰だ!的なお話では全然ないんですが、
「あ!!そういうことか!!」
っていうのをスクリーンで見て楽しんでほしい。
ていうか、「サイレントラブ」山田涼介もだけどイケメンて、みんなお髭が薄いのね!?
志尊淳、この方のお髭も天使の産毛状態!!
イケメンは鼻の下やお口の周りが青くならないように生まれてくるんですか!?
そして、今私が激推し中の小野花梨も出てる!
好きなんですよ~!!
(C) 2024「52ヘルツのクジラたち」製作委員会
ちょうど今クール、NHKのドラマ「お別れホスピタル」にも出てたんですけどすごく良かったですね!!
気になりだしたのはドラマ「親バカ青春白書」からなんですが、
中劇で、前触れもなく急遽上映することになってむりやり1週間だけ上映した「Ribbon」に出てて嬉しかったのを、今思い出しました。
今回は、傷つき闇を抱える友人たちのなかで、唯一の光のような人物。
彼女の存在が、作品の中でも観てるこちら側にとっても救いでした。
なんか好き。要チェックです。
それと西野七瀬もよかったです!!
(C) 2024「52ヘルツのクジラたち」製作委員会
初めて、スッゴクいいと思いました。いや、ずっと、嫌いじゃなかったですよ。
かわいいし、関西弁も魅力的だし、私の好きなドラマにもいろいろ出てて「がんばれ~」と思ってはいました。
でも今回、あまり大きな役ではないけどすっごくよかったんです。
「かわいらしい女優さん」の時期を抜けた感じがしました。(誰目線?)
元乃木坂の女優さんたちって、魅力的な方ばかりですよね。
映画やドラマを見ていて、この子いいなぁ~と思う若手女優さんはみんな元乃木坂でした。
生駒里奈、白石麻衣、生田絵梨花、齋藤飛鳥あたりは「知ってる。乃木坂でしょ!」と思って見ていたんですけどね、
深川麻衣、若月佑美、そして伊藤万理華(最近かなり気になっていたので検索した)まで乃木坂だったとは!
要チェックですね。
そして池谷のぶえ余貴美子倍賞美津子のいぶし銀チーム。
間違いない。
ここの役のあたりを誰がやるかっていうのは、その映画の良さを左右しますよね。
さすがでした。
出番は決して長くはないけど、ここ!っていう一瞬で強烈な印象を残すんです。
この映画、キャストがほんとに絶妙。
みんな、作品のカラーにすごく合ってました。
キャラクターとキャストの雰囲気も、作品全体を包む色合いも、
キラキラ華やかな陽の当たってる感じじゃなくて、しっとり穏やかな明け方の薄青い空みたいな感じ。
作品をまとめるのは巨匠・成島出監督。
日本アカデミー賞最優秀作品賞・最優秀監督賞を受賞、
私も映画館で号泣した「八日目の蝉」の監督です。
最近だと中劇でもロングラン上映した「銀河鉄道の父」もありましたね。
人間の光と影を静かに見つめ、心の傷も消えない闇も優しくまっすぐに描き出すこの方だからこその作品。
重いテーマで一人ひとりをじっくり静かに見つめながらも、
決してどんよりとはせずにあくまでフラットに、流れるように人物を描き出すカメラ。
ところどころ重要なシーンで出てくる、仄青く凪いだ海みたいな。
最初から胸を揺さぶられずっとしんどいけれど、ちゃんと最後は一筋の希望が見えるお話です。
〈52ヘルツのクジラ〉とは、他の仲間たちには聴こえない高い周波数で鳴く世界で1頭だけのクジラのこと。
<世界で最も孤独なクジラ>たちにも、その声なき声に耳をすませてくれる相手がきっといる。その声はいつか届く─。
誰にも聞こえないと思っていた声が誰かに届くこともあれば、
届いたと思った声がどうしても届かないこともある。
そんなシビアな現実にもまっすぐ向き合いながら、
それでも声を届けたいと、誰かの声を受け止められる自分でいたいと、
そんなふうに思える映画でした。
なんとなくちょうど今くらいの、春先にぴったりな作品です。


そんなわけで、やっと降った雪に「雪降ったじゃんよかったー!これが盛岡の冬だよね!」
なんてホッとしたのも束の間、気が付いたら2月末でした(゚Д゚;)
・・・・・もう3月!!??
だったら春じゃん!!!
ほんとに、暖かいまま春になりそうですね。
誰かとバッタリ会った時の世間話がずっと「あったかくて気持ち悪いよね!」「雪降らなすぎて怖いよね!」だったこの冬ももうすぐ終わりそうです。
何してたか全く記憶にない冬でした。(なぜなら何もしてないから)
やっと映画を観始めたところ・・・なんて前回ドヤ顔で自慢げに語った私でしたが、
先週はそれもあっさり裏切って「超晴れてて暖かい平日休みの食後についうっかり目を閉じてしまったら起きたの夕方だった事件」が起こってしまい映画2本見逃し。
「次の休みこそ観ようと思ったのに上映が夜一回になっててやめた事件」(夜、映画のためだけには家を出たくない)、
「大雪降ってめんどくさくなってやめた事件」(雪かきすると腰やられる)と続き、
今に至ります。
・・・こういうこと言ってるとツイッター(X)担当のNさんに冷たい目で
「それは、行かない言い訳を探してるだけですね」
とバッサリやられるわけですが。
ていうかあの人、雨でも雪でも早朝でも遠方でも、とにかく自分が観たい映画のためだけに平気で休みつぶすんですよ!イカレてますよね!!(怒られる)
いや、それも推し活
好きなものがあるのはいいことですよね。
楽しく毎日を過ごすのが一番。
私はたまたまぐうたらが過ぎて動けないだけです。
今日も、ルミエールさんで「1月の声に歓びを刻め」を観ようと思っていたのに。
・・・・思ってはいた。
けどなぜかパジャマのままでポテチの袋を片手に抱えてこれを書いている平日休みの午後3時の現在。
いい天気なのにね!(手が汚れると面倒なので、しっかりスナック専用のミニトングを使用。これ便利!パソコンやりながらポテチ食べれる!!)
朝ごはんを食べたあとちょっと横になってゴロゴロしたあと、アマゾンプライムでアニメの「ゴールデンカムイ」を前の続きから2話ぶん見て(映画もよかったですね!アシリパの山田杏奈ちゃんもかわいかったですよね!実は私の卒論のテーマは『明治維新とアイヌ』だったので、なにげにアイヌには詳しかったりする私です。原作漫画も大好きです!)、
で、それからこれを書き始めたんですけどね(全然進まなかった)。
・・・・まあそんな感じでそこそこ元気な私です(?)。
好きなものが多すぎて時間が足りず、いろんなものに追いかけられながら生活してる私ですが、それが私のエネルギー源でもあるので、止まってはいられません。(ブレーキは故障中というかそもそも持ち合わせていません。お母さんのお腹に置いてきたのかも。)
そんな私が推し活応援コーナー設置で俄然張り切り中なのでヲタクのみなさま、ぜひ中劇に写真撮りに(映画を観に)来てくださいね!
今後も「デッドデッドデーモンズ・デデデデデストラクション」とかこれから続くイケメン関係作品でもヲタ活グッズフォトスポットを活用したいので、ご協力ください!
「誰も使わないから撤去するね」と言われないために!!
ってもう、映画を通り過ぎてヲタ活メインの話になっちゃってますけど。
中劇は、子育て世帯とヲタクの味方の映画館になりたい( `ー´)ノ
→私が勝手に言ってるだけです。「はいはい」と流してください。
こんなに少子化だというのに「子供の声がうるさい」と公園を減らされたりボールを使っちゃいけなくなったりする世の中はおかしいし、
経済を回してるのは確実にヲタク(いろんな界隈の)だというのにヲタクがなんとなく恥ずかしかったり肩身が狭かったりする世の中もおかしい!!
というわけで子育て世帯とヲタク全力応援中劇
まだまだフルスロットルで独自路線を突っ走りますので応援よろしくお願いします!


★中劇公式サイト  http://www.chugeki.jp/