2017年1月13日金曜日

オケ老人!&初恋のきた道。ほっこり映画特集♪

こんにちは。
やっと盛岡の冬景色になりましたね。
寒いし道路は混むし、あんまりいいことは無いんですけど、
すこし安心している自分がいます。
そんなとき、盛岡っ子なんだなあと実感します。。。

さて、中劇では今年初めての新作公開。
楽しみにしていた『オケ老人!』が始まります♪
(C) 2016 荒木源・小学館/「オケ老人!」製作委員会

前にも語ったような気がしますが、
とにかくちゃん最高♡
大好きです!
初めてちゃんと見たのは、ドラマ「サムライハイスクール」だったか。
「ゴチになります」もかわいかったですね!
クビになったときはほんとにがっかりしました。。。
その後の活躍は誰でも知るところだと思いますが、
私は映画「真夏の方程式」が印象的。
この作品での彼女は屈託のない爽やかなキャラクターでありながら、
ラストの真実を知るシーンでの表情や演技がとても素晴らしい。
あのシーン、号泣でした。
でもちゃんって、ゴチでもそうでしたが「妖怪人間ベム」とか月9ドラマ「デート~恋とはどんなものかしら」みたいなコメディがすごくいいですよね!
ここまでの抜群のビジュアルでありながら、全く嫌味もなく自然にコメディを演じられるのって凄くないですか!?
そんなちゃんのなんと初主演映画(びっくりですね)が今回の「オケ老人!」なんですが、
こちらは笑って泣いて、また笑う、本格的なコメディ作品。
これは嬉しい!
ひょんなことから老人だらけのアマチュアオーケストラに入団することになってしまった高校教師千鶴()の奮闘を描きます。
もうとにかく、老人オケ団員たちの豪華さといったら!
それだけで絶対面白いに決まってると思っちゃうキャストです。
左とん平、小松政夫、藤田弓子、石倉三郎に笹野高史に光石研!
(C) 2016 荒木源・小学館/「オケ老人!」製作委員会

間違いない。
この超個性的な老人たちを相手に、ちゃんがひたすらツッコミまくります。
これは大変。
でも、現場はさぞかし和気あいあいとして楽しかったんだろうなあというのが見ていて伝わってくるほど楽しい作品。
私的には坂口健太郎くん(ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」でキュン死にしました)や、
前にもイチ押し若手女優として紹介した黒島結菜ちゃん。
http://moriokachugeki.blogspot.jp/2015/11/wug.html
この二人、中劇で上映した「at homeアットホーム」という作品でも共演してました。
二人とも素敵な役者さんになりましたね♪
この映画、始まってすぐからもう笑いっぱなし。
途中、ホロッとさせられながらも最後までクスクスと笑いがこみあげ、
観たあとほんとにすがすがしい気持ちになれる、
新年にピッタリのエンターテインメント作品。
オーケストラなだけに、全編を彩るクラシック音楽も心地よく、
スッキリしてハッピーで、それでいてほっこりしてあたたかい。
私もこの年になると、もうそういう楽しい映画しか観たくないんですよねえ。。。
細かいことはいいんです。
ただハッピーな気持ちになりたい。
明日、がんばる元気が欲しい。
この映画を観ると、ほんとに元気が出ます。
素敵に歳を重ねた個性派俳優たちが、
もちろん慣れない楽器を手にして悪戦苦闘、
本気で取り組むことによって音楽の喜びを知り、
刺激しあい成長していく姿は、
笑いながらも胸にグッとくるものがあるし、
大人計画松尾スズキ、クドカン、星野源など、メンツを見ただけですごい事務所)所属の細川徹監督の手によってキラキラとした老人たちの笑顔が輝くハッピーなドラマにまとまっています。
(C) 2016 荒木源・小学館/「オケ老人!」製作委員会

家族みんなで観られて、
観たあとみんなが笑顔になれる、
音楽を楽しんで人生を楽しむ、
生きる希望にあふれた素敵な映画。
おじいちゃんやおばあちゃんお父さんやお母さん、
そしてお子さんもお孫さんも一緒に観に来てください♪
公式サイトhttp://oke-rojin.com/


そしてもう一本、私の大好きな映画「初恋のきた道」も明日から☆
©2000 COLUMBIA PICTURES FILM PRODUCTION ASIA LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

今では中国を代表する大女優となったチャン・ツィイー
そのデビュー作がこれです。
テーマはシンプル。
“初恋”
田舎の少女の初恋です。
ほんとにシンプル。
でもそれが、中国のド田舎の大自然を舞台に、
文化大革命に揺れる時代を背景にした作品となっただけで、
なぜかものすごく心を揺さぶるドラマティックなお話に変わります。
と言っても、大きな事件や大ドンデン返しなどは一切なく。
ひたすら一途な女の子の姿を描き出す作品。
今日まで上映の「山の郵便配達」もそうなんですが、
中国の田舎の風景って、日本の田舎と違うのは当たり前ですが、
スケールがもうハンパなくてすごいんです。
山の色、大きさ、なんていうのかワイルドさ?が全然違う!
そこを猛ダッシュしてバッタリと転ぶ、
モコモコの綿入れを着たお下げ髪のチャン・ツィイー
とにかく必見です。
ひと昔前、シャンプーのCMに出てきた彼女を見て、
この綿入れを着てダッシュする姿を思い出し、
なんとなくキャサリン・ゼタ・ジョーンズの成り上がり方と似てるなと思いながら、
「がんばったね。。。。」
とねぎらいの言葉をかけたいような気持ちになりました。
(→何様?)
永遠のテーマである初恋を題材にしながら、
国民を、世界を振り回しまくった文化大革命に触れつつもそれだけでドラマティックにしようとはせず、
それをあくまでも背景として使い、
90分という時間の中で一人の女性の人生として切り取る。
さすが巨匠、チャン・イーモウの手腕です。
この方、最初のころは、時代背景や出来事などをとにかく濃密にドラマティックに描き出すタイプの方だったんですが、
世界的に認められて好きなことができるようになったせいか、
それとも世界で発表することを前提に撮るようになったためか、
政治的なことやメッセージ性はうっすら透けて見えるようにして、
普遍的な人間ドラマを作るようになりました。
このあとの「あの子を探して」という作品も大好きです。
最近ではまた文化大革命を舞台とする濃密な大作を撮ったりもしているようですが、
やっぱりこの方の作品はどうしてもスクリーンで観たいなと思う監督の一人です。
あとからゴシップネタを含めて考えると、
チャン・イーモウチャン・ツィイーが愛人関係であったとか(ほんとかどうかはわかりません。なにしろチャン・イーモウ監督は女好きで有名。元祖・中国の大女優コン・リーとも交際していたという話だし、一人っ子政策に違反して7人もの子供がいるということで大問題になったりしてますからね。まあ、北京五輪の開会式の演出を手掛けたりするほどの巨匠ですからね。しょうがない。)、
なんていう話もかわいいエピソード。
チャン・ツィイー「山の郵便配達」の主役リュウ・イエとは同級生で、
彼は「山の郵便配達」のヒロイン役にチャン・ツィイーを推薦したけど彼女のスケジュールが合わずに別の女優さんになったとか。
という興味深いエピソードもあって、知れば知るほど面白い中国映画の世界。
中国映画というと、いまだに説教くさい、こむずかしいイメージを持つ方がいるみたいですが、
こういったシンプルで、爽やかで、
その後ろにさりげなく時代の波や政治的背景を感じる作品を観てみると、
中国の奥深さや芸術的センスの素晴らしさに触れることができると思います。
こちらも、キュンとしてせつなくて、
あたたかくてほっこりする、
誰もが共感できる素敵なお話です。
ぜひ、大事な人と一緒にご覧ください。
あ、私は基本的に映画は一人で観たいので一人で観ますけどね(・∀・)/
公式サイトhttp://asa10.eiga.com/2016/cinema/621.html



新年になってもう2週間。
なのに、家のカレンダーがまだ去年のでした(-_-;)
どこまでズボラなんでしょう。。。
ちゃんやチャン・ツィイーと違って、女子力ゼロの私です。。。



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